美容

コーダ あいのうた

最初に少し説明。

「コーダ」とは。

音楽やバレエ用語で楽章の最後に、

強調のために付け加えられる部分の事。もうひとつ。

聾者の元に産まれた、

健聴者の事を「コーダ」と言います。

私は以前観た、「きらめく拍手の音」という韓国のドキュメンタリー映画で

この言葉を初めて知りました。

「きらめく拍手の音」、

もし何処かの映画館でかかっていたら、観てみる事をお勧めします。

カラオケのシーンとか最高なので。

以下、

「コーダあいのうた」の感想です。

まずは一言。

とても良かった。

雑ですが、ほんと、観て良かった。

後半のあるシーンの演出に、

グッと来てしまいました。

この演出、

予想がつく範囲の事ではあるのですが

心動かされずにはいられなかった。

声が出そうなのを抑えるのに

身体が震えました。

ああ、そういう世界に生きているのか、と。

平日昼間の回だったので

観客は私を入れて10人足らず。

結構、お互いの席が離れていましたが

あのシーンでは

映画館中の人が

同じ気持ちになっていたように

感じて、それも何だかエモかった。

くそみたい、

と思っている日々に

ふとした事で人生に転機が訪れ、

苦しみながらも変化して

新たな幸せが始まる。

ストーリーはさして珍しくなく、

展開も王道です。

乱暴にいうと、

良くあるストーリー展開。

でも、人生悪くないじゃない!

と思わされてしまう。

コロナ禍で、以前のような日常は

もう来ないんじゃ無いだろうか、

と未来のフォーカスがどんどん合わなくなっている今だからか、

なんか、冷や水浴びた感じでした。

やった事ないですが、

懐かしの

アイスバケツチャレンジ的な

感じです。

家族や、若者の恋愛や夢のお話なので

ハートウォーミングに

ほっこりするはずなんですが、

私には氷が満タン入ったバケツを

頭の上でザッバーン!!と

ひっくり返された感じがしました。

勝手にしょんぼりしてんな!

と。

コーダが幼い頃から

家族に頼られてしまう現実、

聾者であるから被ってしまう

不利益や理不尽な扱い。

ママが取材のためにおめかしした時が

最高にキレイなんですが

それがいじましくて見ていて苦しい。

でも、理解もできる。

様々な葛藤がある中で

主人公二人の瑞々しさが

本当に眩しくて素敵です。

ライフイズビューティフルとは

この事。

映画一本観たくらいで

「ちょっと前向きに頑張ってみるか」とか思ってしまう、お安いメンタルを持ち合わせているので

もちろん、

今回も前向きになっています。

どれくらいかというと

こんな雑誌を買うくらい。

予定も予算も全く無いのに

どうかしてます。

読んだら事業計画書の事とか

調べちゃいそうで

自分で自分が怖い。

そして、イタイ。

音楽や歌声が素敵な映画でもあるので

映画館で観るとより良い体験ができると思います。

空いている回を狙って

感染対策しっかり取って

映画館で観るのが

良いと思います。

ABOUT ME
エトチ
アラフィフです。 エンタメ、美味しいもの、筋トレに加えて 最近、遅ればせながら 美容にも興味を持ち始めています。 「何事も遅すぎることはない」と ハートを強く持って、 気の向くままに 買ってみたりやってみたりな日々を送っています。