「台湾に行ってみたいけど、日本語しか話せないし・・・」と言葉の心配をしていませんか?
観光地では日本語対応してくれるお店も多いので「日本語しか話せない!」という方でも台湾は楽しめます。
でもほんの少し話せるだけで「地元の人と交流できた!」という思い出ができるし、台湾人の温かい人情が感じられるチャンスです。
日本で外国人の方が「アリガトゴザイマス」と日本語で言って下さると、なんだかうれしい気持ちになりますよね?
多いときは年に3回台湾に行ったことのある私が「これを使ってみたら通じた!」という言葉を厳選して紹介します。
ぜひ最後まで読んでみて下さいね。
台湾で使われているのは北京語をベースにした華語
台湾で使われている主な言語は北京語を基本にした「台湾華語」と「台湾語」です。
標準語は「台湾華語」。
台湾華語は耳で聞くと中国本土で話されている中国語より優しい雰囲気です。
漢字は日本と同じような漢字を使っているため、字を見ただけで何となく意味がつかめる言葉も多いのがうれしいところ。
ただし
「下水湯」のようにびっくりする表記のメニューもあるので、日本の感覚だけで理解しないようにしましょう。
*「下水」は鶏や鴨のモツが入った、臭みのないさっぱりしたスープのことです。
台北なら日本語が通じるところが多い
外国人観光客が多い台湾。
特に台北(タイペイ)の観光地には外国人観光客が多く、日本語や英語が通じるお店が本当に多い印象です。
日本語メニューが用意されているお店も多くあり、100%日本語でやりとりできるお店も少なくありません。
夜市は士林夜市ならほぼ、日本語でやり取りできました。
「外国語を話すのはなんだか恥ずかしい!」という方も心配ないですね。
私も基本的には日本語しか話せないので、特に初めて台湾に行ったときは日本語で通じることに大変助けられました。
お店で注文するときに使えると便利な10フレーズ!
でもせっかく外国に来たのだから、少しだけでも現地の言葉を話してみたいという気持ちもありますよね?
そんな時に役立つ簡単な華語を10個、紹介します。
1.いくらですか?「多少銭?」ドーシャオチェン
欲しいものを指差しして「多少銭?」と聞けば、値段を教えてもらえます。
少ないですが観光地には値段が書いて無いお店もありますので、だまされないようにするためにも値段はしっかり確認しましょう。
2.これください 「我要這個」(ウォーヤオチェガ)
我→ウォー
用→ヤオ
這個→チェガ
で、直訳すると「私はこれが欲しい」となります。
欲しいものを指差しして「ウォーヤオチェガ」と伝えれば通じます。
3.すみません 「不好意思」ブーハオイースー
店員さんに声をかけるときや、誰かに道を尋ねるときなどに使います。
英語の「Excuse me」と同じ使い方です。
4.どこですか?「在哪裡?」ザイナァリー
行きたい場所やトイレが見つからない時に使います。
例えば台北101が見つけられない!という時は
「タイペイ イーリンイー ザイナァリー?」と質問します。
行先の読み方がわからない場合は、ガイドブックなどで指差ししながら「ザイナァリー?」と聞けば大丈夫!
初めに「不好意思 請問一下(ブーハオイースー チンウェンイーシャー)」を付けるとより丁寧な感じになります。
「不好意思 請問一下 台北101 在哪裡?」
(ブーハオイースー チンウェンイーシャー 台北101 ザイナァリー?)
で、
「すみません、お尋ねしたいのですが。台北101はどこですか?」
となります。
5.パクチーいりません「不要香菜」 ブーヤオシャンツァイ
台湾の食べ物にはパクチーが添えられていることがしばしば。
台湾人でもパクチーが苦手な人はいるんですって
パクチーが食べられない方は遠慮せずに店員さんに「ブーヤオシャンツァイ」と伝えてパクチー無しにしてもらいましょう。
6.辛くしないでください 「不要辣」ブーヤオラー
辛い物はあまり多くない台湾ですが、火鍋や一部の麺類には辛いものがあります。
メニューを見て「これは辛そう!」と思ったら「不要辣(ブーヤオラー)」と伝えてみましょう。
辛さを変更できない場合もありますので、まずは辛さを選べるかどうかチェック!
7.袋をください 「我要袋子」ウォーヤオタイズ
台湾ではスーパーやコンビニで買い物をした際の袋は、日本と同じく有料です。
エコバッグなどを持っていなくて袋が欲しい場合は「我要袋子(ウォーヤオタイズ)」と店員さんに伝えましょう。
8.テイクアウトしたいです 「我要外帶」ウォーヤオワイダイ
麺類や汁物など、日本ではあまりテイクアウトしないものでも台湾だとテイクアウトできます。
テイクアウトは「我要外帶」(ウォーヤオワイダイ)と伝えれば持ち帰り用に包んでくれます。
逆にお店で食べていきたい場合は「我要内用」(ウォーヤオネイヨン)と伝えればOK!
9.お会計をお願いします 「我要買單」ウォーヤオマイダン
ローカルな朝ごはん屋さんなどはレジカウンターがないお店もあります。
「食べ終わったけど会計はどうすれば・・・」と迷ったら、店員さんに「我要買單(ウォーヤオマイダン)」と伝えましょう。
10.甘さ半分、氷半分 「半糖少冰」バンタンシヤオピン
台湾と言えばタピオカミルクティーですよね!
チェーン店を含め、台湾にはたくさんのドリンクスタンドがあります。
タピオカミルクティーだけでなくウーロン茶とフルーツを合わせた飲み物など、日本ではなかなかない組み合わせのドリンクが飲めるのも魅力。
日本でもタピオカミルクティーはかなり甘めの飲み物ですが、台湾ではもっともっと甘みが強いです。
そして氷も多い!
ドリンクスタンドでは注文の際に必ず
- 甘さ(砂糖の量)
- 氷の量
を聞かれます。
日本人にとって飲みやすいのは甘さ半分、氷は少なめの「半糖少冰」(バンタンシャオピン)。
まずはここから始めて、次から自分の好みに合わせたカスタマイズに挑戦してみましょう。
話せなくてもメモに書いて渡せば通じる!
発音するのに抵抗があったり、聞きたい場所や物の中国語読みがわかなくても大丈夫!
メモに書いて見せれば、ほぼ通じないことはありません。
私は台湾に行く際は必ず小さなメモ帳と筆記用具を持ち歩くようにしています。
誰かにメモを見せる時は、せめて「請問一下(チンウェンイーシャー」だけでも声に出せると良いですね。
無言でバン!と急に目の前にメモ書きを出されたら、聞かれた側はびっくりするしちょっと感じ悪い・・・と思われるかもしれません。
「ちょっとおたずねしたいのですが」に当たる「請問一下」を使うことで、相手の方と気持ちの良いコミュニケーションが取れますよ。
カタコトでもいいから交流してみましょう
外国に行った時の楽しみの一つはその国の方とコミュニケーションを取ることです。
台湾の人たちは親切な人たちが多く、私がつたない華語で話しかけても皆さん丁寧に対応して下さる人ばかりでした。
もちろん全ての人に当てはまるわけではないと思いますが、それは日本人でも同じこと。
せっかくの台湾ですから、ひと言だけでも一度だけでもいいのでぜひ、現地の言葉を話してみて下さい。
食べ物だけではなく、人も素晴らしい台湾!
交流も楽しみましょう!