買い物や銀行など、最近は多くのことがインターネットを通してできるようになりました。
便利な反面パスワードを設定しなければならない手間があり、いくつものパスワードを管理するのが面倒でつい、同じパスワードを使いまわしていませんか?
この記事では
- パスワードを使いまわすことの危険性
- 安全なパスワードの設定方法
- パスワードの管理方法
について解説します。
パスワードの安全性についての心配事が解決しますので、ぜひ最後までお読みください!
パスワードは基本的に流出してしまうものと考えた方がいい
パスワードを設定するとき、自分なりに「これならわからないだろうな」という並びを考えて設定しますよね。
しかし利用登録しているサイトのセキュリティの問題や不正な攻撃を受けたなどの理由で、アカウント情報が流出してしまうことがあります。
過去にはYahooのような大企業で、5億人分のアカウント情報が流出して問題になりました。
流出したアカウント情報をもとにパスワードを突破されてしまう可能性は高く、またアカウント情報は一度流出してしまうと回収することは難しいとされています。
セキュリティ会社は対策を講じて技術を進化させていますが、悪意を持って攻撃する側とのいたちごっこになっているのが現状。
初めから「パスワードは流出してしまうもの」と考えて対策した方がよさそうです。
パスワードを世の中の人たちはどう管理しているのか
パスワードを1つも設定していないという人はほとんどいないですよね?
インターネット上のさまざまなサイトにログインする際に必要になる「パスワード」ですが、実は多くの人がパスワードを使いまわしているという調査結果があります。
パスワードの使いまわしをしていると回答したのは60%以上!
パスワードの使いまわしは珍しいことではないようです。
実は
- パスワードをサイトごとに変えるのはめんどくさい
- 複数のパスワードを覚えていられない
という理由から、多くの人がパスワードを使いまわしているという調査結果があります。
実は60%以上の人がパスワードを使いまわしている!
出典:Yahoo
同じ年の別の調査ではパスワードを使いまわしているという回答が、80%超という調査結果もありました。
「同じパスワードを使いまわしている」と85.7%の人が回答!
出典:トレンドマイクロ
パスワードの使いまわしはよくないと知っていながら、管理がめんどうで使いまわしている人が多いというのが実情のようです。
安全なパスワード設定の4つの方法
では、安全なパスワードとはどんなものなのでしょうか。
一般的に言われているのは以下の4つです。
1.名前など個人を特定できる情報を入れない
名前や住所の番地、生年月日などの個人が特定できる内容が入っていると、パスワードの予測が立てやすいと言われています。
覚えておきやすいですが、危険なので個人を特定できる情報を盛り込むのはやめておきましょう。
2.一般的な英単語を使用しない(passwordなど)
「password」「door」など普段からカタカナ表記で使われるような英単語は、組み合わせとして使われやすいとされています。
安全とは言えないので使うのは止めましょう。
3.大文字・小文字のアルファベット、記号、数字を組み合わせる
「Akairo-5233-875」のようにいろいろなパターンの文字が入っていると、パスワードとして安全度が高いと言われています。
4.最低でも8文字以上にする
パスワードは短いより長い方が安全性が高く、文字数は最低でも8文字以上、より安全なのは12文字以上と言われています。
2つの安全なパスワード管理方法
パスワードを使っていて一番問題なのは覚えていられないことです。
私はパスワードを忘れてしまい、入れなくなってしまったサイトやパスワードを作り直したアプリがいくつもあります。
最近は携帯に保存できる機能がありますが、携帯を落としてしまったり機種変更をしたときに困りますよね?
ここでは安全なパスワード管理法について解説します。
1.紙に書く
そんなアナログな方法!?と思いましたか。
でも実は小さなノートやメモ帳に記録しておき、自宅の貴重品置き場などで保管しておくのが安全な方法の一つとされています。
ダイソーやセリアで販売されているパスワード記録用の小さなノートを活用するのも良い方法です。
2.パスワード管理アプリを利用する
パスワードを管理するアプリがたくさんあるのをご存じですか?
パスワードを新たに作る時にランダムな組み合わせのパスワードを作成してくれたり、すべてのパスワードを一括管理してくれる便利なアプリです。
私は「1password」というアプリを使っています。
有料ですが世界で1,500万人以上が使っていて利用者の評価も高いアプリです。
私はたまたま「1Password」を使っていますが、他のパスワード管理アプリでも安全なものはあります。
誰でも簡単に利用できるので、ネットを頻繁に利用する人は備えとして検討することをおすすめします。
まとめ
パスワードを使いまわすのは危険だと知っていながら、多くの人がそのまま使い続けているのは
- 覚えていられないから
- 一つ一つ違うパスワードを考えるのは面倒だから
という理由からでした。
パスワードは
- 個人を特定されない内容で
- 大文字・小文字のアルファベットと記号と数字を組み込む
- 最低でも8文字以上
で設定すると安全性が高いパスワードとなります。
管理方法は
- ノートに記録して貴重品として保管
- パスワード管理アプリを利用する
という方法がおすすめです。
私自身は数個のパスワードを使いまわしていた経験がありますが、きちんと管理するようになってからはパスワードに対しても不安が減りました。
めんどうですが一度管理してしまえばずっと使えるものなので、使いまわしている方は管理方法をより安全なものにすることをおすすめします。